技術開発本部
研究開発センター 電子計器設計グループ

入社年度:2015年
出身学部:工学研究科 電気電子工学専攻
I・T

スマートメーターのハードウェアの設計開発

私が所属している電子計器設計グループでは、電力会社向けスマートメーターと市販向け電子式電力量計の開発をしています。電力会社向け製品の場合は、お客様からの要求を満たす製品を、市販向け製品の場合は、営業部門から上がってくる要求に応じた製品を開発します。また同時に、将来を見据えた次世代計器の開発に向けての仕様検討、他社や研究機関との共同研究も行っています。
その中で私は、電力会社向けスマートメーターのハードウェア開発を担当しています。主に使用する部品の選定・評価、回路の設計、基板のレイアウト、そして試作したスマートメーターの評価、製品化に至るまでの幅広い仕事をしています。

課題を解決し、無事に製品化されたときの達成感

電力会社向け製品(スマートメーター)の中には、特殊な環境下で使用される製品もあります。その計器の開発で、ハードウェア設計を私が主体となって担当したことが印象に残っています。この製品を開発していく中で最も大変だったことは、EMCと言われる耐ノイズ性能です。設計した電源回路から発生するノイズが規格を満たさなかったり、また外来ノイズの影響を受け、計器が誤動作したりなど、その対策には非常に苦労しました。要求仕様や構造的な制約がある中で、回路設計や基板レイアウト設計をすることの難しさと奥深さを痛感しました。粘り強く何度も何度も対策・修正を繰り返すことで、これらを乗り越え、無事に製品化までたどり着いたときは、大きな達成感を得ました。

事業規模や事業所見学で感じた雰囲気の良さが決め手

私は大学で専攻していた電気電子工学、電力関係の研究を活かして、インフラ業界でモノづくりができる仕事に就きたいと思い、就職活動をしていました。実際にOSAKIの説明会に参加すると、電力量計で国内トップシェアを誇り、省エネ装置の開発や海外展開もしていて、社会に大きく貢献している会社であることを知りました。
また、事業所見学でお会いした先輩社員も親切で優しく、仕事について熱く語っているところにも惹かれ、自分らしく働くことができると思い、入社を決めました。
実際に働いてみると、実直な方が多く、非常に風通しの良い職場だと感じています。
OSAKIでは、少数精鋭のプロ人材を育てるというポリシーがあり、人材育成に注力しているので、若いうちから挑戦したい仕事を任せてもらえます。日々やりがいを感じ、充実した生活を送っています。

半年間のイギリス留学を経験

入社2年目のときに、スキルアップと語学習得を目的とした半年間のイギリス留学を経験しました。語学学校の友人、現地関連会社との共同研究開発などを通じて、技術者としても視野を広げることができました。