中期経営計画(2025~2027年3月期)

当社グループは、企業理念(パーパス)である「見えないものを見える化し、社会に新たな価値を生み出す」 のもと、2025年3月期から2027年3月期を対象とする中期経営計画を策定いたしました。

基本方針

グループシナジーを最大限に活かし、スマートメーターを基軸としつつ、脱炭素社会の実現などの社会課題に対する新たなソリューションの提供を通じて、グループの持続的な成長を目指すことを基本方針とします。
国内計測制御事業においては、スマートメーター事業を主軸としつつ 、社会のニーズをとらえてGXサービスやスマートロックなどのソリューション事業 を拡大します。
海外計測制御事業においては、スマートメーターと上位系システムのセット販売の推進や組織改革により、利益を重視したビジネスへの変革をさらに進めます。
これらの戦略を支えるためのグループ経営基盤の強化にも取り組み、持続的な利益の創出による企業価値の向上 を目指します。計数目標としては、最終年度である2027年3 月期に営業利益90億円を達成することを目標とします。

重点戦略

① スマートメーターを主軸とした社会インフラへの付加価値の提供
国内においては、2027年3 月期から本格導入が始まる第 2 世代スマートメーターの最適な生産体制を構築し、確実な収益確保をめざします。同時に、再生可能エネルギーや電動車の利用拡大を見据えた直流計器の投入など、社会インフラへ新たな価値を提供し市場を開拓します。


② デジタル技術を活用した現場の業務改善(顧客DX)の支援
賃貸住宅市場で管理業務の省力化に寄与しているスマートロックにおいて、新製品の投入やパートナーとの連携強化により、賃貸住宅市場、その他の住宅市場や法人事業所等への導入拡大を図ります。また、施設管理業務の負担を軽減する自動検針サービスにおいて、新規導入および既存顧客の交換需要を獲得します。

③ 脱炭素社会の実現に向けたトータル G X サービスの提供
脱炭素化のニーズの高まりをとらえ、エネルギーマネジメントサービス では、現状の顧客である多店舗展開を行う流通小売業だけではなく、他業種へ の新規顧客開拓を進めます。また、既存顧客へのより付加価値の高いGXソリューションの提案により収益力を高めるとともに、次の成長の柱となる事業 基盤の構築を進めます。


④ 利益を重視したビジネスへの変革
海外においては、オセアニア、英国を中心とした欧州、アジアや中東・アフリカの各地域において次の施策に取り組み、利益を重視したビジネスへの変革をさらに進めます。

  • 市場特性に合わせた高付加価値ソリューションの提供
  • 産業用メータービジネス の再強化
  • 低収益ビジネスからの撤退
  • 組織改革

 

⑤ グループ経営基盤の強化
グループ全体で次の施策に取り組み、経営基盤を強化します。

  • グループ 人材育成・活用の強化
  • グループリスク管理の強化
  • バランスシートの効率化とキャッシュの最適配分
  • サステナビリティ活動の推進

 

中期経営計画の計数目標

1.連結係数目標
  
(単位:百万円)

2.セグメント別
  
(単位:百万円)

※ 中期経営計画の詳細については、2024年5月9日に開示の「中期経営計画(2025~2027年3月期)策定およびパーパス制定のお知らせ」をご覧ください。


※ 上記の計画は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因によって異なる場合があります。

関連情報

オープンイノベーションラボ

オープンイノベーションラボを活用し、パートナー企業と新たな価値創造に挑戦します。

 

オープンイノベーションラボとは
https://www.osaki.co.jp/ja/labo.html

NEXT 100teX Lab

https://www.osaki.co.jp/ja/n100texlab.html

利益を重視したビジネスへの変革(海外計測制御事業)

シンガポールに拠点を置く世界トップレベルのスマートエネルギーソリューションプロバイダーとして海外子会社EDMIを通じて、100か国以上の国と地域で事業を展開しています。高度な技術を活かし、多機能スマートメーターやメータリングシステムを設計から生産まで一貫体制で供給し、トータルソリューションパートナーとして事業を拡大していきます。