大崎電気工業株式会社

 大崎電気工業株式会社(本社:東京都品川区、社長:渡辺 光康、以下「大崎電気」)のスマートロック「OPELO」は、不動産賃貸管理業界では人手不足や働き方改革を背景に、入退去の度に発生する鍵交換・内覧対応・鍵管理の手間削減や、入居中の鍵紛失対応等の急なトラブル対応等、「省人化」・「コスト削減」を実現する不動産DXの促進に寄与し、20万戸以上の導入実績を積み重ねてきました。

 加えて、鍵の管理に苦慮していたオフィスビルや商業施設等に対しても、2023年4月12日に「OPELO commons」をリリースし、スマートロックの利便性、セキュリティ対策、使いやすさの追求を行い、既存の入退室管理システムに不満を持っている企業ユーザーの支持を得て参りました。

 そしてこの度、満を持して、スマートロックの利便性の一つであるハンズフリーに対応し、従来技術のデメリットを克服した次世代製品「OPELOⅡ(読み方:オペロ ツー)」を賃貸不動産向けに先行発売し、以降、戸建て向けにも発売いたします。

 「OPELO Ⅱ」は、両面テープ等の落下リスク、低消費電力通信として一般的に利用されているBluetoothにおける諸課題(セキュリティ、ペアリング等)や設置環境等に起因する解錠の不安定性や不用意な解錠、日常的な利用時における様々なストレスが生じる可能性を排除し、その要因となっているインターネット・GPS・Bluetoothといった通信技術を一切使わずに新たなハンズフリー解錠のスタンダードの確立を目指すものとなっています。

 OPELOの従来の強みである様々な扉に設置可能という特長はそのままに、更なるユーザビリティ向上を実現するために設計された、非常に安全で信頼性の高いスマートロック「OPELOⅡ」を今春を目途に市場展開して参ります。

OPELO Ⅱ”の特長

 

①セキュリティと利便性の両立

■従来のハンズフリー解錠のリスクへの対応

 GPSでは、誤差により解錠されず、一方で、外出時や在宅時の夜間等不用意な時に勝手に解錠されるなど、セキュリティ面で不安がございました。また、スマートフォンのモード設定や建物構造等により距離の誤差が発生し、縦の計測ができないため、例えば1Fと2Fで現在位置の判断がつかないといった問題がございました。

 Bluetoothでは電子レンジ、Wi-Fi等の電波の影響を受けやすく、また、距離が計測できないため電波強度で距離や位置を判断しなければなりません。そのため、建物構造や設置場所における通信環境に大きく依存し、解錠動作だけでなく解錠の安定性にも影響が大きくなっております。

 

→「OPELO II」は、セキュリティ面を最重視し、外出時や室内からの不用意な解錠リスクを全て排除する為、予期しない解錠リスクがあるBluetooth通信方式は解錠のために採用せず、正確な距離が測定可能で且つ高度セキュリティな通信方式を採用しました。それにより、10センチ単位で正確な距離を通信で測定することができ、一定の距離の範囲内に侵入したら、スマートフォン(*1)を所持しているだけでアプリ操作や解錠操作をすることなく確実・完全なるハンズフリーでの解錠を実現させました。一方で、室内のドア近くにスマートフォンがあったとしても、不用意な解錠を排除することも独自の製品開発により実現しました。(特許出願中)

(*1)iPhone11以上、Androidの一部の機種になります

 

→「OPELO II」では、電池駆動(単三アルカリ電池を使用)を採用することでBluetoothやWi-Fiにおける、停電時や障害時に鍵が開かないというリスクを排除。万が一、電池切れの場合でもモバイルバッテリー(Type-C)で、室外から緊急給電も可能。もちろんアプリで電池残量も確認可能とし、安全・安心なスマートロックを実現。

 

 

②多くの扉に設置できるように製品開発(特許取得済み)

 多くのスマートロックは簡易的な設置を目的に両面テープによる設置を採用しているメーカーが多い中、両面テープの固定では設置面のドアが高温になり粘着力が低下、また、アルコール液を噴霧するなどの悪意のある行為による落下リスクがございました。

 また国内には様々なメーカーの鍵ケースが存在し、後付けで設置するには、特定の限られた鍵ケースのみしか設置出来ない、もしくは鍵ケースごと交換が必要と言った、特殊なドア加工をするしか設置出来ないなどの制約がございました。

 

→「OPELO II」は、ドア加工なし・両面テープ不要で様々な鍵ケースに完全固定を実現しております。それに加えて、設置における手間を極力削減し、短時間での設置を可能としました。ビス2本でシリンダーを挟み込み、且つ開閉センサーも排除し、設置工数を大幅に削減しました(特許取得済)

 

更には今まで対応できていなかったプッシュプルハンドルや引戸にも対応したOPELOのリリースを予定しており、特殊な鍵ケースにもオプション活用により様々な扉に設置が可能になっております。

 

(室外)  (室内)
※画像はイメージです
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(室外)  (室内)
※画像はイメージです

③解錠方法の多彩なバリュエーション

■お手持ちのものが鍵に

 SuicaやPASMOといった交通系ICカード、スマートフォン、スマートウォッチ等が家の鍵に。もちろん暗証番号でも物理鍵でも解錠可能。これがオールインワンのスマートロック。

 

■解錠のレスポンスも業界最速

 本体に触ることなく一定の距離(各自で設定)範囲に入ったらタッチレス(ハンズフリー)で即解錠。もちろん、ICカードやスマートフォンでタッチすることでもレスポンスよく解錠。

 

④通信セキュリティの高さとモーターの改良により解錠レスポンスの高速化を実現

 通信においては、Bluetoothにおけるリレーアタック(従来のワイヤレスキーが常時出力する電波を第三者が中継して解錠する)という盗難手口を防止できるなど、セキュリティ強化を実現

→欧州高級車においても採用されている通信方式で、1)高精度の測距・位置測位、2)高いセキュリティ性、3)他通信への低干渉性が特徴

→オートロックによる自動施錠。ドアが閉まれば完全施錠。タイマー設定等も不要。

 

⑤使いやすさの向上

■独自のアプリでワンタイムパスワードを発行し、特定の方に簡単にシェアが可能

→日時・時間を指定し、アプリからLINE等で特定の人に簡単に共有可能

→日時を指定した使い捨てパスワード(最短15分単位のワンタイムパスワード等)や様々なパスワードを複数回・同時使用できるようにすることも可能(特許取得済)

・機器本体にワンプッシュ登録することでスマートフォンや暗証番号が即時登録可能

 

⑥物理鍵、ICカードなどの管理不要の完全PW運用を実現

 従来のスマートロックではモード変更やPW変更等でICカード等が必要な機種も多数あり、物理鍵やICカードを利用して本体の設定やPWを変更するには、現地に行く必要があり、人件費や移動による交通費といったコストが発生していました。

 

→「OPELO II」は機器本体がパスワードを生成する独自の自動生成パスワードシステム(特許取得済)を内蔵し、様々な種類の有効期限付きパスワードを機器自らで生成します。またオフラインで発行するのでインターネット環境が不要。現地での鍵の受け渡しが必要ありません。

 

⑦万が一の時のサポート体制

 24時間365日コールセンター設置済。問合せフォームのみの対応ではなく「24時間365日全国緊急駆けつけ可能」を実現。

 

⑧iPhoneのNFCにも対応

 「OPELOⅡ」では、スマートフォンアプリで交通系ICや決済システムと同等の認証技術を採用。この技術により確実でレスポンスの早い解錠が実現します。また、高齢者や小さいお子様の帰宅をお知らせする通知機能を搭載。遠隔地でもスマートフォンに扉の解錠情報が通知されます。

室外リーダー
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室外リーダー

※画像はイメージです

室内ユニット
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室内ユニット

「OPELOⅡ」の独自技術で暮らしの安心をテクノロジーでサポートします

 

 「OPELOⅡ」は、セキュリティ、利便性、サポートの新しい基準を設定し、スマートロック市場に革命をもたらします。大崎電気は、これからもお客様に安心と快適さを提供する使命を全うするために、製品の品質と革新に取り組んでまいります。

 

 

<OPELO seriesの製品情報、お問い合わせ>

https://opelo.jp/

 

※本プレスリリースに記載の商品名称やサービス名称などは、各社の商標または登録商標です。