技術開発本部
ソフトウェアセンター

入社年度:2012年
出身学部:工学部 電気電子工学科
H・T

お客様にとって必要なコトを考え、かたちにする

ソフトウェアセンターでは、主にWebサービスを前提としたシステム開発を行っています。私はクラウド検針システムというWebサービスの開発に携わっています。このシステムは、スマートメーターからデータを収集し、電気・ガス・水道などの使用量を集計してWeb上でデータを提供するサービスです。このデータは電気などの使用量の確認や料金請求に使われています。お客様にとってどんなサービスや機能が必要か、他社と差別化するにはどうすれば良いかなど、営業部門とも意見をすり合わせながらサービスを形にしていくのが私の仕事です。

PLC(電力線搬送通信)方式と無線方式を組み合わせた独自通信システムの開発

以前所属していた部署で、PLC方式と無線方式を組み合わせたOSAKI独自の通信システムを開発しました。
PLC方式は電力線を伝い通信するため、電気が通じていれば壁を越えて建物のあらゆる所で通信できます。ですが電力線が届かないところでは当然通信できません。無線方式は電波が届くところであれば通信できますが、壁などで電波が遮られることがあります。そこで、PLC方式と無線方式を組み合わせ、あらゆる場所で通信可能な通信システムを開発しました。通信は「できて当たり前」と思われがちですが、苦労して開発した通信システムは、クラウド検針システムの主力通信方式として稼働しています。営業の方から「PLC×無線が他社との差別化になっているよ」と聞くと、素直に嬉しく思います。

些細な間違いで、大きな影響を与える仕事

現在、私が携わるクラウド検針システムは料金計算に関わるシステムであるため、設計上のほんの小さな間違いでも、ユーザーにとって重大な影響を及ぼすことがあります。また、お客様の情報をお預かりする仕事でもあり、情報セキュリティに関しても大きな責任を伴います。このシステムは、OSAKI社内だけではなく外部の会社と連携しながら開発を行っています。外部とのやり取りでは、こちらの考えや意図を正確に伝えないと、細かいところで自分の意図とは違ったものが出来上がってしまいます。こちらの意図や考えを正確に伝え、出来上がったものには細心の注意を払ってテストをする。これが私の仕事の中で一番大変で一番重要なことです。

選考過程で感じた人や会社の雰囲気

会社説明会で業務紹介をしていただいた開発部門の若手社員の方に、人当たりの良さと開発に対する情熱を感じました。直感的に「こういう人と一緒に仕事がしたい!」と思ったのが、この会社を選んだ一番の理由です。
採用担当の方や、面接でお会いした役員の方々にも、どこか共通する雰囲気があり、「自分にとって気持ちよく働ける会社かもしれない」と思いました。実際に入社してみても、入社前に抱いた印象どおりの会社でした。