環境安全BL ご担当者様
本田金属株式会社様について
主に二輪車・四輪車・ライフクリエーション製品のエンジン部品及び二輪車・四輪車の車体部品を製造・販売しており、独自の軽金属、アルミ鋳造技術、および精密加工技術で世界のHondaのエンジンを支えている企業です。
カーボンニュートラルを目指し、エネルギー管理の改善を検討
「スポット計測サービス」導入前はどんな課題を抱えていたのでしょうか?
カーボンニュートラルのプロジェクトが社内で発足し、管理部門としてできることを模索する中で、まずは現状のエネルギー使用状況について把握したいといった課題を感じていました。
展示会等で情報収集を行った際に、EMS(エネルギーマネジメントシステム)の存在を知り、エネルギーの現状分析を行うきっかけとなりました。
エネルギー分析も含めて行えることが評価に
「スポット計測サービス」導入の決め手は何でしょうか?
EMSの導入を検討する中で(大崎電気から)紹介があり、他の会社含めて検討していました。ただ見える化・計測をするだけではなく分析まで含めて実施する必要があります。また、始めから全施設にEMSを導入するのではなく、まずは管理棟からトライアルで始めたいという思いがありました。そんな中、EMS以外の方法があると、(大崎電気より)提案してくれたことがきっかけで、スポット計測サービスの導入を決めました。
自社のエネルギー使用状況に新たな発見。施策立案に貢献
実際に「スポット計測サービス」を利用してみていかがでしょうか?
常時つける必要のない設備が稼働していたり、予想外のタイミングで稼働している設備がある、という気づきがありました。また、寒暖差による空調の利用状況の変動など数値で見る新たな発見がありました。こういった「気づき」から改善点が見つかり、実際に効果がある施策を立案できるだろう、と分かったのは助かりました。カーボンニュートラルプロジェクト内でも、計測したデータをもとに報告を行うことで初めの一歩が踏み出せてきている実感があります。
エネルギー使用比率の高い製造設備の計測で、次のステップへ
今後「スポット計測サービス」でやっていきたいことはありますか?
現在スポット計測サービスで計測している管理棟内では、EMSで空調をコントロールすることによりエネルギーの削減につながると考えています。そのあとは他の管理棟にも水平展開したり、製造設備もまずはスポットで計測してみて、そこから(重点的な管理ポイントとなる)ターゲットを設定することも考えられます。やはり工場ですので製造設備のエネルギー使用比率が最も高いものの、工場の重要なミッションは効率的に製造設備を稼働させることです。本当にムダなところがあるのかわからない状況の中で、このスポット計測の計測データがヒントとして生きてくると思っています。