■更新時の場合

既設電力量計のパルス定数確認方法

注)単独計器と変成器付計器と変成器付計器と機種で確認場所が変わります。

1.計器の機種及び単時計器 or 変成器付計器を確認します。

2.各計器に記載されたパルス定数を確認します。

単独計器    発信パルス定数    ○○pulse/kWh ←ここを確認
変成器付計器  一次側発信パルス定数 ○○pulse/kWh ←ここを確認
※「計量パルス ○○pulse/kWs」は、工場・検定所の試験用パルスのため、ユーザー・工事会社様は使用いたしません。


単独計器・変成器付計器とは

単独計器

変成器を使用せず、単独で直接電線を接続する電力量計。
ダイレクト、ダイレクト計器とも言います。

変成器付計器

変流器(CT)と共に使用する電力量計。「変成器付計器」とは、変付計器、CT 付、またはVT・CT 付とも言います。

※丸穴に一次側導線を貫通させて電流を流すと、二次側に変換された電流が出力されます。
「CT」とは、計器用変流器、「VT」とは、計器用変圧器を示します。


パルス定数単位の見方

※各メーター表記の位置は、下記の表で確認してください。

例1

10kWh で 1パルス出力となります。

例2

1kWh 1パルス出力となります


記載位置一覧

■新規設置の場合

1.計器の単時計器 or 変成器付計器を確認します。

2.各計器に記載されたパルス定数を確認します。

単独計器 【30A、60A、120A、250A】

例1

10kWh で 1パルス出力となります。

例2

1kWh  1パルス出力となります


変成器付計器

【普通電力量計 E-FM、コンパクトEM(VT付、複合計器、精密級、無効電力量計は含まず)】

1.相線式、電圧、変流器一次側電流(A)より、乗率を特定。

※発注時にパルス定数の指定が無い場合は、1/(乗率)pulse/kWh にて出荷します。

乗率一覧

乗率一覧の見方

三相3線式 200V 400/5A の場合
三相200V の列を確認
  400A の行を確認
交差セル乗率「X10」となります


2.上記一覧で特定した乗率で1パルス当たりの電力量に該当するパルス定数を選択決定します。

乗率、パルス定数設定値一覧

三相3線式 200V 400/5A の場合
乗率は一覧で「X10」を確認済
1パルス当たりの電力量 100kWh を選択
パルス定数 1/100(pulse/kWh) を指定する