計器設定手順

■計量値の乗率の設定には10のべき倍と合成変成比倍の二通りがあります。

(1)〈乗率を10のべき倍とする場合〉の設定手順

手順1:合成変成比・JIS乗率の決定

合成変成比・乗率一覧表を用いて合成変成比と乗率を決定します。なお、同表に記載されていない一次側定格電圧・電流の場合、お客様で設定できないことがありますので、別途ご相談ください。
参考:合成変成比=VT比×CT比(CT付きの場合は合成変成比=CT比)

手順2:変成比定数の設定(設定値A)

設定値Aのスイッチで、 変成比定数=合成変成比/JIS乗率 になるように設定します。

手順3:パルス選択(設定値B)

設定値Bのスイッチで、発信パルス(1)、発信パルス(2)から出力されるパルスを設定します。また、発信パルス(3)からは設定に関わらず固有(2)パルスが出力されます。
設定値Bは10~{n}-10~{n}、固有(1)-10~{n}の2通りの組合せが選択できます。
複合計器の場合はこちらをご参照下さい。

 

設定値B 2 3
パルス選択 10~{n}-10~{n} 固有(1)-10~{n}
発信パルス(1) 10~{n} 固有(1)
発信パルス(2) 10~{n} 10~{n}
発信パルス(3) 固有(2)

 注)発信パルス(3)は、設定値Bの組合せに関わらず、固有(2)パルスを出力します。

手順4:パルス定数の選択(設定値C)

設定値Cのスイッチで、10~{n}パルス定数を設定します。
10~{n}パルス定数= 設定値C/JIS乗率(pulse/kWh)
設定値Cは、1/10、1、10、100の4つの中からご希望の値を選択してください。

手順5:パルス幅選択(設定値D)

設定値Dのスイッチで10~{n}パルス幅を設定します。
設定値Dは、120、240、520、820、1020(ms)の5つの中からご希望の値を選択してください。

(2)〈乗率が合成変成比倍または1/10合成変成比倍(D倍)の場合〉の設定手順
※各設定銘板の設定値B、C、Dには10~{n}と標記しておりますが、乗率を合成変成比倍、1/10合成変成比倍(D倍)とした場合は、10~{n}を一次側パルスと置き換えてください。

手順1:変成比定数の設定(設定値A)

設定値Aを次の値に設定します。

  設定値A
乗率を合成変成比倍とする場合 001.0
乗率を1/10合成変成比倍とする場合 010.0

手順2:パルス選択(設定値B)

設定値Bのスイッチで、発信パルス(1)発信パルス(2)から出力されるパルスを設定します。
設定値Bは10~{n}-10~{n}、固有(1)-10~{n}の2通りの組合せが選択できます。
複合計器の場合はこちらをご参照下さい。

設定値B

2

3

パルス選択

10~{n}-10~{n}

固有(1)-10~{n}

発信パルス(1)

10~{n}

固有(1)

発信パルス(2)

10~{n}

10~{n}

発信パルス(3)

固有(2)

注)発信パルス(3)は、設定値Bの組合せに関わらず、固有(2)パルスを出力します。

手順3:パルス定数の選択(設定値C)

設定値Cのスイッチで、合成変成比倍または1/10合成変成比倍のパルス定数を設定します。
パルス定数=設定値C/乗率(pulse/kWh)
設定値Cは、1/10、1、10、100の4つの中からご希望の値を選択してください。

手順4:パルス幅選択(設定値D)

設定値Dのスイッチで合成変成比倍または1/10合成変成比倍のパルス幅を設定します。
設定値Dは、120、240、520、820、1020(ms)の5つの中からご希望の値を選択してください。
 

固有(1)、(2)出力パルス定数表(pulse/kWh)

相線式

単相2線式

単相3線式

三相3線式

定格電圧(V)/
定格電流(A)

100、/110

200、240

100、120

100、/110、120

200、220

/1

固有(1)

10,000

5,000

固有(2)

250,000

125,000

/5

固有(1)

4,000

2,000

2,000

2,000

1,000

固有(2)

100,000

50,000

50,000

50,000

25,000

注)設定値B、C、Dの設定値とロータリースイッチの関係について

●設定値B:
標準設定としましてロータリースイッチの2、3を使用しますが、それ以外は下記の様な動作となります。
10~{n}-10~{n}:0、1、8、9(ロータリースイッチポジション)
固有(1)-10~{n}:4、5、6、7(ロータリースイッチポジション)

●設定値C:
標準設定としまして、ロータリースイッチの1、2、3、4を使用しますが、それ以外は下記の様な動作となります。
100 :0、8、9(ロータリースイッチポジション)
1/10:5、6、7(ロータリースイッチポジション)

●設定値D:
標準設定としまして、ロータリースイッチの1、2、3、4、5を使用しますが、それ以外は下記の様な動作となります。
1020:0、8、9(ロータリースイッチポジション)
120:6、7(ロータリースイッチポジション)