大崎電気工業株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:渡辺 光康、以下「大崎電気」)は、三菱UFJリース株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:白石 正、以下「MUL」)と、大崎電気が開発したスマートホーム※1分野におけるIoT※2を活用した「ホームウォッチ」サービスを、MULと協業して不動産賃貸管理会社様向けに提供することで業務協定を締結しましたのでお知らせいたします。

 電力スマートメーターの多くのシェアを有し、計測・制御の専門メーカーである大崎電気と、不動産分野に幅広いネットワークを有し、多彩なサービスを提供しているMULが、両社の強みを活かして「ホームウォッチ」サービスを提供いたします。

 不動産業界、特に賃貸業界を取り巻く環境としては、人口減少、少子高齢化、空室率増加等の背景から昨今では賃料が下落傾向にあり、物件の付加価値向上が急務な状況と認識しております。
一方、スマートホーム分野においては、HEMS(Home Energy Management System)関連機器を中心に不動産業界向けにサービスが提供されておりますが、導入コスト面、サービス面から賃貸業界ではHEMS普及率が低い状況にあります。

 このような状況の中、ホームウォッチは、遠隔からスマートフォンで家電製品を制御したり、室内の環境状態を確認したり、さらにはドア・窓開閉センサーにより外出時の異常をお知らせするなど、スマートフォンから家の中を自由にコントロールすることができるサービスです。
 家電製品の制御については赤外線通信を採用することにより、エアコン、テレビ、照明機器等で既に普及している赤外線リモコン付きの家電製品を制御でき、導入コストを抑えた家電制御システムを実現できます。また、各機器とセンサー間の通信方式に、高速で安定した信頼性の高い電力線通信と、低消費電力で広範囲をカバーできるサブGHz帯(920MHz帯)通信技術による無線通信を活用しています。これらの通信方式では、煩わしいセットアップの手間も省くことができるため、「簡単」で「確実」に利用できます。

 今後、各ご家庭において、スマートメーター設置の拡大が見込まれることから、将来的にはスマートメーターをIoTサービスのプラットフォームとし、各ご家庭に対する様々な機器やサービスを両社で検討し提供してまいります。

※1 スマートホーム
機器やセンサーをネットワークに繋ぐことで機器間の連携を図り、照明や空調、セキュリティの制御を行うことで実現する快適な住環境。

※2 IoT(Internet of Things)
コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な「モノ(物)」をインターネットに接続し相互に通信させることにより、自動認識や自動制御、遠隔計測等を行うこと。

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