大崎電気工業株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:渡辺 光康、以下「大崎電気」)は、建設現場の業務効率化に取り組むスパイダープラス株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:伊藤 謙自、以下「スパイダープラス」)と、ビルの省エネ等脱炭素化の推進と、ビル管理現場におけるDX推進を組み合わせた新サービスの共同開発を開始します。
概要・背景
大崎電気は小売店舗3000店舗の省エネ実績があり、スマートメータリングシステム、スマートロックなどIoT技術の提供を通じて既築ビルに対するDXサービス展開も開始しています。
既築ビルのメンテナンス現場では、毎回膨大な紙図面や資料から必要な情報を参照する必要がありデジタル化が急務となっています。こうした現場の情報が不足する課題は、ビルに省エネ設備を導入や、脱炭素化を推進するうえでの妨げにもなっていました。
今回、建設現場の図面のデジタル化やIoT技術の導入において、豊富な知見のあるスパイダープラスと連携することで、DXによる情報不足課題の解消や、働き方改革を推進すると同時に、デジタル化された現場情報を活用することによって、省エネ活動や脱炭素化に向けた活動を加速していくことを目指します。
共同開発について
・建設業界を対象にしたスマートロックを組み合わせたサービス開発
スマートロックのアクセス権付与・管理、ログについて共同アプリ開発を行い、顧客のコスト最適化をめざす。22年度に実証実験を予定。
建設業の時間外労働の上限規制が適用される2024年の法施行に先駆け、現場運用の時間最適化に寄与していく見込み。
・メンテナンス市場におけるDX推進・脱炭素化等へのデータ利活用支援サービス開発
メンテナンス現場の課題に沿った機能の共同開発やIoT機器連携などを行い、建設業界を始めとした2次元図面を使った脱炭素化を含めたあらゆる仕事のDXに向けたサービス開発を予定。
スパイダープラスについて
東京都豊島区を本拠地に、建設DXアプリ「SPIDERPLUS(スパイダープラス)」を開発提供している。現場作業の経験を持つ代表の伊藤謙自が感じた、ふとした疑問をきっかけとしてiPad誕生の2010年より建設ICT事業を開始。2011年からは現場監督の仕事をタブレット1つに収めたアプリ「SPIDERPLUS」を提供している。図面データを土台に写真やメモを紐付け、帳票出力までワンストップで可能な「SPIDERPLUS」は2021年7月、日本全国1,000社以上、42,000超ユーザーが導入している。建設業界を主な対象にしながら近年はプラント・物流・設備メンテンナスなど、導入の水平展開を広げている。
<会社概要>
会社名 スパイダープラス株式会社
代表者 代表取締役社長 伊藤 謙自
創業 1997年
所在地 東京都豊島区東池袋1丁目12番5号 東京信用金庫本店ビル 7階