当社(本社:東京都品川区、社長:渡辺光康)とミネベア株式会社(本社:長野県北佐久郡御代田町、社長執行役員:貝沼由久、以下「ミネベア」)は11月5日、ミネベアがカンボジアの首都プノンペンで進めている無線制御技術を用いた「プノンペンスマートシティ構想」において、当社が持つ電力量計(スマートメーター)を加えた技術開発について協業することで合意しました。
ミネベアは現在、プノンペン市内やアンコールワット周辺など5ヵ所に約9,000本の高効率LED街路灯を設置し、これらを遠隔制御の無線ネットワークで結んで、自動で調光制御するとともに、劇的な電力使用量の削減を実現する計画を進めています。わが国環境省の「二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism, JCM)を利用したプロジェクト設備補助事業」の対象としての採択が内定した事業で、同社はさらにこの街路灯を通信基地として機能させることで、プノンペンのスマートシティ化に取り組む考えです。またミネベアは、10月22日に発表した通り三菱重工業株式会社ともICTを活用した道路交通ソリューション技術で協業することで合意しております。
当社は、本構想の実現に向けて、これまで培ってきた電力量計に関する多様な技術を提供し、ミネベアと密接に連携しながら共同で技術開発を行います。カンボジアで3社の最先端技術を持ちより世界で最も進んだスマートシティのショーケースを作り上げることを目指します。
両社は今後も、良好な関係を維持しつつ、先進の技術で各国・地域の発展に貢献していきます。
ミネベアについて
ミネベアは、ベアリングや航空機用部品などをはじめとする機械加工事業や、スマートフォンなどに使われるバックライトおよびモーター、センサーなどの電子機器事業を手掛ける精密部品メーカーで、外径22mm以下のミニチュアサイズのボールベアリングではシェア世界一を誇っています。また、無線通信分野や照明の分野に進出するなど、新たな挑戦を続けています。
ミネベアの詳細は、http://www.minebea.co.jp/をご覧下さい。
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