原木から切りたてのハムとワインなどを飲みながら、カジュアルなかたちで今回もENERGYについて多方面から語っていただきました。来場してくださった方からも質問や意見もあり会場全体でディスカッションが盛り上がった回でした。

ゲストには中学生の黒坂友世さんにも参加していただき、新世代の台頭に「Future」を感じられたのではないでしょうか。

恒例のゲスト1分間スピーチの前に、SF評論家である藤田直哉さんにテーマであるENERGY×「Future」についてお話を伺いました。
150年前の江戸時代と現代を比較することで、いかにこれからの未来を予測していくことが難しいことなのか、予測不能の未来を考えるために1970年代頃は当時のタブーを超えてSF作家からも意見を聞いていたということを話してくださいました。今までとはかけ離れた未来を想像するにはSFが重要なのでは?ということが藤田さんの見解です。SFは、ディベロッパーが考えるマクロな未来だけではなく、未来で起こる家族や自身のアイデンティティの問題など、わたしたちの延長線上にあるミクロな未来も描くことができて、これから想像していくべきことはそういった部分なのではないかということを「ブレードランナー2049」を上映しながら伝えていただきました。

1分間スピーチでは、自己選択権に関する「コントラフリーローディング効果」や10人が組合をつくって家を建てる「コーポラティブハウス」など多種多様な話が飛び交いました。これから、ひとりひとりのスピーチについてご紹介していくので更新をお待ち下さい。(会場撮影:中島佑輔)